おはようございます。

今まで考える力の鍛え方について書きましたが、おそらく同じくらい「考えない力」って重要だと思っています。

城山三郎さんが著書で書かれていますが、人間には3つの領域「ミッションの世界」「セルフを楽しむ世界」
「家庭を楽しむ世界」があり、3つをバランスよく考えることが重要だと指摘されています。

国民性で異なり、日本人は「ミッションの世界に」、アメリカ人は「家庭を楽しむ世界に」のめりこむ傾向がある
とのことです。日本人の場合は、学業や仕事にのめりこみすぎると、それがこけた場合、生き方を見失う傾向
があります。

文武両道という言葉は非常に大切です。ミッションを達成する世界と自分の世界を楽しむ世界を両方合わせ
持つことは、子供から大人まで必要です。私は高校生時代、学業に失敗し大きな挫折を味わった結果、
大学入学後は体育会という全く違う世界に入り、大きく人生の見方が変わりました。

是非「セルフを楽しむ世界」を重要にしてください。ゲームでもよいですし、アイドルでもいいです。ミッションの
世界にのみ生きていると、そこで行き詰った時、逃げ場がなくなります。絶えず逃げ場を作り、バランスよく
生きられるようにしてください。

日本という国は、ラッキーなことになんとでも生きていける国です。私はホームヘルパーとしての顔も持って
います。もしどうしようもなくなったら、ホームヘルパーをしながら格闘技、家庭を大切にしていく気持ちを持って
います。

何事もかたよりすぎないこと、非常に重要だと思います。

おはようございます。
「情報アンテナ力」の大切さをご理解いただけましたでしょうか。

そんな方法で、何かの役に立つのか?と思われるかもしれません。
私は最近知ったのですが、後輩の野村証券に勤めている営業マンに聞いたところ
この方法が毎日の義務とされているそうです。ちょっと驚きました。

今日は情報アウトプット力の鍛え方についてお話したいと思います。

方法は至ってシンプルです。

◆週に1~2回、貯まったスクラップブックのポストイットを見ながら、「どんな新しい
 商売ができるか?」を一生懸命ひねり出す。これのみです。

アイデアというのは、0から生み出すものではなく、既にあるアイデアとアイデアの
組み合わせから生まれます。

世の中に出ている商売のほぼすべてがこのパターンから生まれます。
あてはまらないのは、iPoneくらいのような気がします。

・「楽市楽座」×「インターネット」=楽天
・「企業広告」×「学生へのリーチ」=ただコピ

「情報アンテナ力」×「情報アウトプット力」で、考える力の土台は完成されます。
その上でマーケティング本を読みながら自分なりの考えを書いていくとあっと
いう間に一人前のマーケッターになります。

嘘だと思われましたら、2週間実際にやってみると確実に効果がわかるかと
思います。野村証券の後輩もおそらく今やっているかと思います。

次回は、何かおもしろいことを書きます。


おはようございます。しばらく病床についていました。

新聞を読む時、読みっぱなしになっていませんか?本を読む時、本に何も書き込まずきれいなままでは
ありませんか?

それですと、情報アンテナ力はつきません。情報アンテナ力とは「何かを見てピンとくる力」です。
読みっぱなしでは、情報は自分の力にはなりません。必ず自分の言葉に置き換える必要があります

方法はいたって簡単です。
①新聞(読売新聞、日経新聞、日経流通新聞等)
毎日、ピンときた生活者の情報(○○が人気等)を、あなた自身の言葉でポストイットで2行程度にまとめて
ください。1日2記事を目標にしてください。できればスクラップブックにその記事とポストイットを貼って
ください。

なぜこんなことが必要なのか?

記事を選別することで、自分にとって必要な情報、必要でない情報を判別できる力がつく
◆さらに記事を自分の言葉で要約することで、記事のエッセンスを自分のものにできる。

②本
これも、ただ読むだけではなく、本に直接「自分ならどう思うか?活かせるか?」を書き込んでください。
読みっぱなしでは何の力もつきません。

スクラップブックには、あなたが選別、要約した記事がびっしりと貯まります。これを更に活用することで
「考える力」というのは爆発的に身に付きます。

この方法は当然ながら自分のアイデアのみではありません。もともとは西村さんの「ポストイット仕事術」
川喜田二郎先生のKJ法を自分なりにアレンジしたものですので、確実に使えます。

次はさらなるステップアップをはかる「情報の活かし方」を説明します。

「考える力」って決して才能ではありません。技術と日々の習慣で自動的につきます。考える力をもとに
しながら、自分たちマーケッターは色々なフレームワークにあてはめて更に考え企画立案、実行して
いきます。

簡単な作業ですが、これがきちんとできる人って業界の中でも非常に少ないなと思います。

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